子どもの権利学習推進事業
今年度、小学校6校、中学校2校、特別支援学校高等部1校の9校で実施してきた「子どもの権利学習」も今週で終了します。
子どもたちが、安心して、ありのままに生きてほしいと願い、この事業を学校で実施してきました。学校によっては、朝会で子どもの権利週間の話を行い、学年集会で「子どもの権利」に関する講演会を聞き、実際に授業の中で、子どもの権利を学習するという3段階で学習を組み立てるという学校もありました。
各クラスでは、GIGA端末を活用して、個々の考えを、まず、しっかり持つようにしていきます。その次に、グループで自分の考えを発表し、さらに、全体で共有するようにしていきます。
このような学習を通して、子どもたちには、異なる意見を認め合い、互いに尊重することが大切。自分が自分らしく生きていくために、自分の意見を持とうと考えるようになっていきます。
大人の間でも「子どもの権利」に対する認識がまだ十分に深まっているとは思われません。子どもばかりでなく、保護者の皆さまも、学校の先生方も、子どもが安心して生き生きと生きいくために、今、何が必要なのか考え合いたいと思います。来年度も、この事業に申し込みをしてくださる学校が増えるように祈っています。