文化講演会 参加者数149名の大盛況で終了!
12月7日(土)川崎市教育会館において令和6年度文化講演会を開催しました。会場の大会議室が149名の参加者で埋め尽くされるほどの大盛況でした。 文化講演会は、当NPO法人が平成27年12月に川崎市から認定NPO法人として認められたことを機に、さらなる社会貢献をめざして講演内容のテーマを外交・文化財・経済・防災・スポーツ等に広げ、教職員に限らず多くの市民の方にも参加を呼び掛けている講演会です。
講師はノンフィクション作家の柳田邦男氏。柳田氏は社会問題・医療問題・災害や事故について半世紀にわたり取材・調査・執筆の活動を続けるとともに、「大人こそ絵本を」「絵本は人生に三度」「大人の気づき、子どもの心の発達」の呼びかけも継続しています。今回は、日々、子どもたちと向き合う教師として、親として、大人としての感性のあり方についてご講演をいただきました。
講演は次のような内容で進められました。
◆子どもの感性の鋭さ
◆子どもの「生きなおす力」
◆子どもの可能性を見つめて
◆石巻市日和幼稚園児たちの惨事
◆東日本大震災で被災した子どもたちの言葉
◆問われる親・教師の感性
子どもの感性の鋭さと生きることへの学び、幼い弟の死を受け止めた6歳児の生きなおす力、少女と13年続いた文通と大人の接し方の大切さ、石巻市日和幼稚園の惨事と母の思い、東日本大震災で被災した子どもたちの言葉などのエピソードの数々…。子どもの可能性のすばらしさ、絵本の力のすばらしさ、必死に生きようとする人生の癒し、大人の接し方の大切さ、大人の感性と気づく力について、やさしく語りかけるように話される先生の講演が参加者の心に響きます。90分の講演はあっという間に過ぎていきました。
参加者からは、「先生の講演に涙が出ました。」「子どもと関わる大人たちに大切なメッセージをいただきました。」「新たな気づきが多く有意義な時間でした。」と、大変好評でした。